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作成日:2020年11月1日9:36, 更新日:2020年11月27日17:39

ドローンの飛行許可申請をした人がよく利用するWEBサイト

ここでは、ドローンの飛行許可申請をした人がよく利用するWEBサイトをご紹介します。

1.国土交通省

無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール

無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
ドローンパイロットにとって最も重要なサイトです。まずはここをブックマークしておくと良いでしょう。

ドローンや航空法に関する周知事項、さらに災害やイベントなどでの、飛行自粛要請など、重要な情報が掲載され、 「飛行実績の報告要領」や許可申請をする際に、資料の一部を省略することができる無人航空機などもここにリンクがあります。後述する「DIPS」や「FISS」のリンクもありますのでココを他の情報にアクセスするためのポータルとして利用できます。
飛行計画を作成する前に、必ず最新情報を確認しましょう!


ドローン情報基盤システム(DIPS)
DIPSは飛行許可申請や、飛行実績報告書の提出をオンラインで行うことができる国土交通省のWEBサイトです。次に紹介するのFISSもDIPSの一つの機能という扱いになっており、このWEBサイトからもリンクがあります。ただし、おそらくFISSの方が良く使います。
Drone Flight Logで作った飛行実績報告書はこのWEBサイトから提出できます。


ドローン情報基盤システム 飛行情報共有機能(FISS)
飛行計画を登録するWEBサイトです。許可申請をした飛行を実施する場合、ここへの計画登録が義務となっています。
登録をした上でドローンを飛ばしていると、近くを飛行機が通る際などに注意のメールが届きます。



2.国土地理院

地理院地図
(国土地理院地図より作成)

国土地理院地図(DID、空港周辺)
ドローンを飛行させる地域が、「人口集中地区(DID)ではないか」とか、「空港の近くで進入表面等に当たらないか」など確認する際には、国土地理院の地図にDIDと空港等の周辺空域を表示させた地図を確認します。初めてドローンを飛ばす場所では、必ず確認することになるはずです。(これも最初の「無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール」にリンクがあります。)

「ギリギリ外側かな?」と思うような場所で飛行させる場合は、航空局など関係各所に確認を取った方が良いと思います。


地理院地図Vector(仮称)で読み込めるスタイルのサンプル集
ここには、道路地図や鉄道路線図、川だけの地図などがあります。ドローンの飛行経路を説明する際の補助資料として便利です。道路・線路・川を横切る経路は基本避けると思いますので、飛行経路の検討時にも使えると思います。


国土地理院の地図の利用手続
地図の利用手続改正により利用しやすくなりましたが、利用申請が必要な場合もあるので、地図の利用手続改正 説明パンフレットを確認しておきましょう。


参考: 国土地理院地図を使った飛行実績報告書の飛行地図作成方法はこちら



3.天気

天気予報のイラスト

天気予報は、好きなところを複数見ておくと良いと思います。
PCで私がよく見ているのは、下記2つです。

Yahoo天気・災害
ウェザーニュース

天気の確認に一番よく使うのは、Yahoo! Mapの雨雲レーダーです。外出時にスマートフォンアプリで見ています。地図アプリですが、ほとんど雨雲レーダーとしてしか使ってません。

Google Play : Yahoo! MAP
App Store : Yahoo! MAP


参考:Yahoo! MAPの「雨雲レーダー」



4.表計算ツール

無人航空機の点検・整備記録表

飛行実績の管理や、点検整備記録の作成に使います。

Googleスプレッドシート
App Store : Googleスプレッドシート
Google Play : Googleスプレッドシート

飛行実績の管理にDrone Flight Logを使っていない場合、Excelなどの表計算シートで管理していたりすると思います。Excelでも大丈夫ですが、ほとんどの場合Googleスプレッドシートの方が便利です。
私も、Drone Flight Logを作る前はGoogleスプレッドシートを使って飛行実績を管理していました。

スプレッドシートは、PCからでもスマートフォンからでも無料で同じファイルにアクセス可能です。(保存先のGoogleドライブの容量制限はあります。)点検・整備記録の作成もGoogleスプレッドシートがオススメです。

ドローンを飛行させた後は忘れないように、できるだけ早く実績を記録しておいた方がいいと思います。また、ドローンの異音など気づいた点を一緒に記録しておくと、メンテナンスに役立つと思います。安全のためにもしっかりと実績を記録しておきましょう。

(追記)
Googleスプレッドシートで作成した、無人航空機の「飛行実績報告書」や「点検・整備記録」のテンプレートを以下の記事で配布しています。
無人航空機の飛行記録や点検・整備記録の管理をGoogleスプレッドシートで行う方法


飛行実績の管理・報告書の作成は、表計算ソフトでやるとたいへんなので、Drone Flight Logのご利用をオススメします!



まとめ

ドローンを飛ばす時の流れとして、下記のような感じになりますので、どのWEBサイト(アプリ)も利用することになると思います。

1.国土交通省のHPは、毎回しっかりチェック!FISS入力忘れずに!
2.実際に飛ばす計画を立てる際には、地理院地図で経路を確認!
3.計画を立てたら、当日まで天気予報をチェック!
4.飛ばした後は、クラウドで飛行実績や点検整備記録を管理!3ヶ月毎の報告書提出忘れずに!

もし他にもここは必ず見るだろう!というWEBサイトやアプリをご存じでしたら、是非教えてください。m(__)m




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