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作成日:2020年10月21日19:13, 更新日:2020年11月28日15:47

飛行場所の地図の作成方法

飛行実績報告書に添付する飛行エリアの地図の作成方法は、ドローン情報基盤システム(DIPS)の申請画面の地図を使う方法がWEB検索でチラホラ引っ掛かります。
しかし、地図を作成する度にDIPSにログインするのは面倒です。ここではもっと簡単な方法をご紹介いたします!

方法1:国土地理院地図を使う

国土交通省が公開している「無人航空機の許可承認に基づく飛行実績報告書の記載例」では、国土地理院の地図を元に作成されています。この国土地理院の地図に多角形の描画機能がありますので、それを利用します。

国土地理院地図上に多角形を描画

操作の流れは上の動画を見てもらえればだいたいわかるかと思います。詳細は以下の通りです。

1.国土地理院地図を開く
国土地理院の標準地図にDIDと空港等の周辺空域を表示
この地図のリンクはLinksにも掲載していますが、飛行させたいエリアがDIDや空港周辺じゃないか確認する際に使うので、ブックマークしておくと便利です。

2.余計な情報の表示を削除
今回はDIDと空港等の周辺空域表示は不要なので左上の「地図」ボタンから「選択中の地図」の中にある「空港等の周辺地図(航空局)」と「人口集中地区 平成27年(総務省統計局)」の二つを削除します。

次に、画面上部の「設定」から「中心十字線」をOFFにします。

3.地図上から飛行エリアをみつける
地図の位置を動かしたり、拡大縮小して飛行エリアが見えるように地図を操作します。

4.飛行エリアを作図
画面上部の「ツール」を選択し、さらに「作図・ファイル」を選択します。子ウィンドウが現れるので、多角形のアイコン「面(多角形)を追加」を選択します。
地図上に多角形を描けるようになっているので、飛行エリアの外周を選択していってください。最後にダブルクリックまたは開始点をクリックすると描画が終わります。
子ウィンドウの「確定」を押して、ウィンドウを消します。

5.スクリーンショット
地図を詳細図・広域図に載せる倍率にして、それぞれスクリーンショットを撮ります。


<参考:スクリーンショットの撮り方>


6.地図画像を加工
5で撮ったスクリーンショットを実績管理の表計算ソフト(ExcelやGoogleスプレッドシートなど)に貼り付けます。

注意:この方法で地図を貼り付ける場合、「国土地理院の地図を元に作成」等の出典の記載が必要です。

あとは、縦横のサイズを調整して終了・・・としたいところですが、画像ファイルがそのままだとファイルサイズが大きくなり、DIPSで提出できない場合があります。飛行エリアが多い人は、一旦画像の容量を減らしてから貼り付ける等の工夫を行ってください。

DIPSで提出できるのは、「飛行の日時等(必須)」が4MB、「飛行場所の地図」が1MBまでです。
「飛行の日時等(必須)」の方が上限が高いので一つのファイルに飛行場所の地図をまとめて提出してしまうのが良いと思います。

※ Drone Flight Logでは一つのファイルにまとめています。

この方法でもたいへんなところ

国土地理院地図を使う方法のたいへんな所として、下記の点があります。



ということで、次の方法をお勧めします。

方法2:Drone Flight Logを使う

Drone Flight Logを使うことで方法1の問題が解決します!詳しくは以下の通りです。



飛行エリア入力

飛行エリアを追加する作業の流れは以下の通りです。

保存した飛行エリアは、報告書作成の際に自動で必要な場所だけが選択されて、別紙2に記載されます。わざわざスクリーンショットを撮って加工して表計算ソフトに貼り付ける手間は必要ありません。


一度試して見ると便利さを実感できると思います。
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